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専門メニューをクロスさせる“コンセプト・リンク”。
〜専門店の“コンセプト・リンク”で、札幌から東京を狙う〜(2−2)
神山幸久氏 株式会社フィースト 代表取締役

2010.12.16
札幌発の有名外食企業、株式会社タスコシステムから独立した神山幸久氏。札幌での九州料理ブームを生みだし、例を見ない牛内臓一頭買いで希少部位専門のホルモン焼「金獅子のホルモン」を今年2店舗オープン。自信の業態開発力で専門店を次々に生み出し、東京進出を狙う。その切り札は“コンセプト・リンク”。2回シリーズ。レポートは安田正明。


「金獅子のホルモン」 希少部位18種コース。

専門メニューをクロスさせる“コンセプト・リンク”

 4頭分の内臓を使い切るために、急いで9月に「金獅子のホルモン」2店目をオープンさせた。

「小腸は『芋の華』でモツ鍋用に使い、他の部位は『金獅子のホルモン』で使い切ります。おかげで鮮度のいいものが常に入ってくるようになりました。但し、一旦一頭買いをすると今月は要りませんとは言えない。自動的に届けられるので、そのリスクは大きいです。だから、短期間にもう1店作らないといけなかった」と神山氏。


「金獅子のホルモン」 北12条本店。

 豚も内臓を一頭買いしている。牛は処理されて部位ごとに袋詰めされて届けられるが、豚は頭と内臓がくっついたまま届けられ、それを店舗で処理している。
確に打ち出すことにより他店との差別化に成功している。
★続く。
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【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき)  2010年12月10日取材

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