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東京の半分だと考えろ。
〜酒販店子会社が店を再生させる〜(2−2)
渋谷篤氏 株式会社ティーズ・エス・イー社 代表取締役社長

2011.1.20
札幌の老舗業務用酒販店、株式会社わしづ。その飲食店経営子会社、ティーズ・エス・イー社は、わしづの取引先飲食店を引き取り、再生させる手法を中心に店舗を増やしている。現在17店舗で年商25億円。全国でも飲食店の再生ノウハウを持つ業務用酒販店は例がないと思われる。同社社長の渋谷篤氏に再生手法を聞いた。2回シリーズ。レポートは安田正明。


北海の幸を豪快に提供する「旬鮮炉端 海の音」。

東京の半分だと考えろ

 キリンビール園で再生に自信を付けた渋谷氏は、親会社わしづの取引先の再生に次々に関わっていく。

「ススキノのはずれにあった高級居酒屋は、立地が悪かった。はずれだし、ビルの2階。客単4千円超えていたので、まずは大幅に下げ。4千円のサービスを維持しながら3千円を切る値段に。客層を40〜50代から、20〜30代にシフト。店の作りは高級で個室。当時は若者向けに個室のある店がなかった。それを広告媒体だけでなく、自社の他店舗にもチラシを置いた。すると、ある時からウェイティングができるまでになった。10年前の話ですが、個室居酒屋はススキノでは画期的でした」と自信をのぞかせる渋谷氏。
★続く。
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【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき)  2011年1月17日取材

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