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北海道に憧れる台湾を選ぶ。
〜“北海道”を武器に台湾出店。〜(2−1)
広瀬正人氏 有限会社ティークリエイト 代表取締役

2011.1.23
外食企業のアジア進出が盛んだが、札幌でわずか5店舗を経営する企業が昨年10月、台湾に出店した。その強みは“北海道”ブランド。広瀬正人氏はバックパッカーとして世界を放浪した経験を持つ、逞しい国際人。台湾への意気込みを聞いた。2回シリーズ。レポートは安田正明。


広瀬正人(ひろせ まさと)氏。

北海道に憧れる台湾を選ぶ

 有限会社ティークリエイトは、2003年に1号店、九州料理「とりもん」で創業。九州料理を一早く取り入れてブームに乗り、2号店、家族向けのもつ料理店「とらとら」をオープン。北海道の野菜を使った創作料理「土やさい」、B級モツ焼「もんほるぽんち」、ウェディング2次会向けバル「フラミンゴ」と5店舗にまで拡大している。

 広瀬氏はサミット開催で有名な洞爺湖温泉の出身。1974年生まれ。商人の家系で育ち、自分も30歳までに独立を目指して、まずは業務用洗剤メーカーの営業マンとして各地に転勤した。

「営業しかやったことない。外食は洗剤の営業先でもあり、接客好きなので居酒屋をやろうと、29歳で会社を辞めました。琴似駅(札幌駅からJRで西に2つ目)前の路地裏に25席の『とりもん』をオープン。札幌で九州料理店にハマっていたんで、鹿児島で勤務した時のつてを辿ってさつま知覧鶏を仕入れるとか、こだわりの九州料理店を作りました。内装はほとんど手作り。でも開けたら、全くお客さんが来ない。得意の営業やポスティングを続け、半年経ってようやく満席になりました」と広瀬氏は独立当時を振り返る。


「とりもん」 外観。
★続く。
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【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき)  2011年1月18日取材

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