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「鳩の街」の再生を担うカフェは街の魅力発信で集客。
〜東京スカイツリー効果で押上・向島の飲食店が売上急増!〜(6−4)

2011.2.3
恐らくは東京タワーが開業した時以来の盛り上がり方ではないだろうか。建設中の東京スカイツリー周辺部には、連日カメラやケータイで写真を写す観光客が絶えない。また、東京スカイツリーの見える街のステータスで、押上・向島界隈に新しいマンションが急増し人口が増えている。高度成長が終わって以降ずっと衰退していた地域に突然起こったビジネスチャンスに地元は沸いている。6回シリーズ。レポートは長浜淳之介。


「アート&カフェ こぐま」。昭和2年に建てられた薬局を改装した古民家カフェ。

「鳩の街」の再生を担うカフェは街の魅力発信で集客

 向島地域には東京らしからぬ古い路地や長屋が全般によく残っている。江戸時代から文人に愛された土地で、日本の伝統を感じるレトロで文化的な雰囲気に引かれてアーチストや若者が集まってくるが、東武伊勢崎線と亀戸線の乗換駅、曳舟のあたりも同様な傾向がある。

 東武線の駅より約200メートル東に京成曳舟駅もある。押上、業平橋の両駅からは1駅で、東京スカイツリーから歩いても15〜20分程度だ。

 そして、東武曳舟駅より西へ250メートルほど行った、国道6号線・水戸街道から墨堤通りの首都高速向島線向島入口付近に至る、約400メートルの「鳩の街通り商店街」は戦前からある古い商店街で、東京大空襲を奇跡的に逃れたため、重層的な歴史を感じる通りとなっている。


「鳩の街通り商店街」 入口。

 一帯はカフェー街であった場所で、いわゆるカフェとは趣きを異にし戦後一時期昭和30年代初めまでは赤線街として賑わった。永井荷風、吉行淳之介らの文学の舞台になったほか、安岡章太郎、三浦朱門、小沢昭一などといった文学者、芸能人が出入りしたと言われる。歌手・女優、木の実ナナの生まれ故郷としても知られる。
★続く。
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【取材・執筆】 長浜 淳之介(ながはま じゅんのすけ)  2011年1月29日執筆

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