フードリンクレポート


中国人に接客させるのがベターだが、身振り手振りでも通用する。
〜不況打開へ真剣に取り組む、歌舞伎町の中国人集客作戦〜(4−3)

2010.3.2
リーマン・ショック以来の世界的な大不況で、海外から来日する観光客も減る中で、力強く成長する中国大陸からの観光客数は伸びている。給料・ボーナスが減って、外食を控える日本人に対して、今や経済力を持った中国人富裕層は欧米人の2倍のお金を海外旅行に使うと言われ、中国からの観光客をいかに取り込むかが、外食産業の課題の一つではないだろうか。この課題に先進的に取り組む歌舞伎町の各店を取材した。4回シリーズの第3回目。


「牛角」歌舞伎町店、店の入口に貼られた中国語の店舗案内。

中国人に接客させるのがベターだが、身振り手振りでも通用する

 歌舞伎町にある個々の飲食店はどういった中国人集客を行っているのだろうか。

 レインズインターナショナルでは、セントラルロードとその近くに、焼肉「牛角」、海鮮居酒屋「居漁屋 かまどか」を有するが、この両ブランドの歌舞伎町店では中国人など外国人の比率は1割ほどとかなり多い。


「牛角」歌舞伎町店 外観。
<続く>

【取材・執筆】 長浜 淳之介(ながはま じゅんのすけ) 2010年2月18日執筆

【全シリーズ】
1)中国の国民カード「銀聯」導入を街ぐるみで進める試み始まる 【全文(有料会員様)】(3月1日)
中国人は海外旅行先で欧米人の倍の約16万円を使う!
2)集客のため公式タウンマップを作成し、周辺の宿泊施設に配布。 【全文(有料会員様)】(3月2日)
4月には「ヤマダ電機」が進出。歌舞伎町で期待が高まる!
3)中国人に接客させるのがベターだが、身振り手振りでも通用する。 【全文(有料会員様)】(3月3日)
中国人はすし、刺身は、ほとんどの人が注文。焼鳥も人気!
4)中国語のメニュー、アナウンスで安心感を持ってもらう工夫も 【全文(有料会員様)】(3月4日)
温泉卵とわかめ入りラーメン。中国人に断然好まれている!

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