フードリンクレポート


一人客の40%が女性も。あらゆる業態で“おひとり飲み”。
〜一人で飲みに行く女性が急増中!これが女性の“おひとり飲み”〜(3−1)

2010.5.23
“おひとりさま”という言葉が流行り、女性が夜、飲食店で一人食事をする光景もよく見かけるようになった近頃だが、最近は食事をするというよりは、飲むために店に行く女性が増えているという。一人で飲むことを楽しみ、自分らしく自分の時間を過ごす。ますます今後増えていきそうな、そんな“おひとり飲み”の実態を探った。 3回シリーズの第1回目。レポートは村田麻未。


一人で飲みに行く女性はどんな店に行く?何を飲む?

一人客の40%が女性も。あらゆる業態で“おひとり飲み”

 どんな店でどんな人が一人で飲んでいるのか?“おひとり飲み”の実態を探るため、実際に一人飲みに繰り出してみた。

●ケース1: バールでタパスつまみに一杯ひっかける。

 銀座の外れにあるイタリアンバール「Barcos」では、なんとディナータイムの一人客の40%が女性だという。店内は明るく活気があり、入ってすぐの長いカウンターがオープンで一人でも滞在しやすい。オーガニックを売りにしていて新鮮な無農薬野菜を使ったメニューであること、バールだけあって一皿のポーションも多くなく、タパスなら400〜700円が中心であることも女性一人にはポイントが高い。


明るい店内。エントランスから伸びる長いカウンターが開放的。

 そして、何より嬉しいと思ったのは、料理3種(日替り)+ドリンク1杯(ビールor 赤・白ワイン)で1000円というセット。少量ずつつまめる料理3種類楽しめ、お酒も飲めて1000円。女性に人気があるのもうなずける。飲み足りない時はお酒を追加し、お腹が空いている時はこれに料理を1品追加するというパターンも多いそう。


前菜3種とドリンクのセット(1000円)。

 男性が仕事帰りに居酒屋で一杯ひっかけるという感覚に近いと思う。でも、この値段と雰囲気なら女性でも日常的に気軽に利用できそうだ。
<続く>

【取材・執筆】  村田 麻未 (むらた あさみ) 2010年5月14日執筆

【全シリーズ】
1)一人客の40%が女性も。あらゆる業態で“おひとり飲み”。 【全文(有料会員様)】(5月23日)
バールでタパスつまみに一杯ひっかける。
2)「誰かとコミュニケーションをとりたい」から飲みに行く。 【全文(有料会員様)】
(5月25日)
一人で飲みたい時と、コミュニケーションをとりたい時と、店を使い分けている。
3)なぜ一人で飲みに行くのですか? 行かないのですか? 【全文(有料会員様)】(5月26日)
一人で来ている女性が多いと聞けば、行ってみようかと思う。

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