フードリンクレポート


野菜は「作る」のではなく、「できる」。
〜レストランに愛される農場エコファーム・アサノ、卸会社を新たに設立し再出発。〜(3−2)

2010.5.27
イタリアンやフレンチの有名シェフがこぞって扱いたがるエコファーム・アサノの野菜。卸を有限会社ルコラステーションから変更し、合同会社GOENを設立し、5月から新体制で臨む。農業技術通信社の協力で千葉・八街の農場をイタリアン「イル・デジデリオ」(東京・青山)佐藤真一シェフとともに訪問した。3回シリーズの第2回目。レポートは安田正明。


千葉・八街のエコファーム・アサノには有名シェフが続々やってくる。東京から車で約1時間半。

野菜は「作る」のではなく、「できる」

 浅野氏の畑は栄養失調状態だという。本物の味は肥料から生まれるのではなく、その野菜の原産地を追求してそこの気候を考えた土にあるという。

「化学肥料は悪くないけど。作物を大きくしよう、いっぱい獲ろうとして使い過ぎちゃう。農協も儲かるので化学肥料をドンドン売ろうとする。野菜はデカいのも小さいのも細胞の数は同じなの。デカいのは水分が多いし、小さいのは味が濃い。」


アンティチョーク。
<続く>

【取材・執筆】  安田 正明 (やすだ まさあき) 2010年5月10日取材

【全シリーズ】
1)自分で作ったものに自分で値段を決める。 【全文(有料会員様)】(5月26日)
努力したってしなくったって同じにするから、産地が育たなくなる。
2)野菜は「作る」のではなく、「できる」。 【全文(有料会員様)】(5月27日)
野菜はデカいのも小さいのも細胞の数は同じ。
3)食べる花で女性を健康に。 【全文(有料会員様)】(5月28日)
花はきれいな時に食べた方がいい。エネルギーがあるから。

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