フードリンクレポート
外食人は、プライドを持って売れるものに飢えている。
〜APカンパニー、“今朝獲れ”鮮魚を低価格で提供。「日本橋紀ノ重」を日本橋「COREDO室町」に出店。〜(3−3)
「日本橋紀ノ重」のウリ、原始焼き。輻射熱を利用して焼くため、きれいな焼き色がつき、魚の脂が炭に落ちず煙がたたないため、魚が燻されない。魚本来の味を楽しめる。
・外食人は、プライドを持って売れるものに飢えている
「一次産業に入らないと新しい価値提案ができない。今まで飲食店はそこに目を向けな過ぎた。目の前のお客様をどうやって楽しませようか、だけ。だから元気だけでお客様にありがとうと言われようとする。元気だけじゃなく、日本の食産業を良くするんだ、という気持ちを持たせると奮い立つ。いいスタッフも集まる。現場スタッフがどれだけ奮い立てる話題を持っているか、が大切」と米山氏。
「採用面接をして思うのは、彼らがプライドを持って売れるものに飢えていること。安売りばかりで疲れきっています。元気やパフォーマンスでは奮い立てない。ウチは現場が自信を持って提案できる商品を用意したい。」
APカンパニーは1年前からリピーター獲得に注力してきた。実際に「塚田農場」19店では前年実績を超えているという。特に錦糸町店では9割がリピーターで、120席で月商1800万円も売るという。成功要因は、リピーター獲得手法を理論的に分析したこと。
お客との距離を縮める手法として「ジャブ100連発」「クロージング」という言葉を生みだした。
★続く。
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