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月商1億円の大ヒット、「カリカリまだある?」。
〜札幌の有名シェフが全国進出。カレーからスイーツ、人気せんべいまで幅広い領域で躍進中〜(4−4)
株式会社YOSHIMI 代表取締役 勝山ヨシミ氏

2010.11.22
札幌の有名シェフが、洋食、カレー、スイーツ、ジュースバーと幅広い業態を次々と成功させ、全国展開を加速させている。リテールでは昨年発売した「札幌カリーせんべい カリカリまだある?」が大ヒットし、月商1億を超えるビジネスに成長。カレーがJALの国際線機内食に選ばれるなど、店舗経営に留まらず躍進するYOSHIMI。これまで全国メディアで語られなかった、その躍進の秘密について勝山ヨシミ氏本人に聞いた。4回シリーズ。レポートは村田麻未。


北海道土産に大人気の「カリカリまだある?」。

月商1億円の大ヒット、「カリカリまだある?」

 スイーツ業態を含むレストラン業態、カレーとオムライスの業態、そしてジュース・バー業態、この3業態を飲食店の3つの柱とするYOSHIMIであるが、ここ数年急速に売上を伸ばしているのが、リテール(物販)領域である。

 店舗展開している「熟成三十年カリー」や「スープカレー」だけでなく、独自に開発したカレー風味のせんべい「カリカリまだある?」も販売。昨年4月の発売以来順調に売り上げ、今では月間15〜16万ケース、約1億円の売り上げを誇る商品となっている。

 YOSHIMIが地元北海道の岩塚製菓千歳工場に製造委託した札幌カリーせんべい「カリカリまだある?」は、空港ビジネスのJALUXに卸しJALUXから北海道観光物産興社へ、そして小売店にて販売されている。空港の売店やお土産店等で販売し、そこで人気に火がつき、北海道土産として物産展などに出品されることで、北海道土産としても注目されるようになった。今年の夏休み期間の北海道土産ランキングでは、これまでの定番だった「白い恋人」などをおさえ、カルビーの「じゃがポックル」に次いで第2位にランクインした。(1店舗当りの単品別ランキング・流通しんぽう調)

 そして、今年7月には「熟成三十年カリー」をベースとして開発された「札幌カリー」がJAL国際線の機内食(エコノミークラス)に選ばれ、現在20路線で搭載されている。
★続く。
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【取材・執筆】 村田 麻未(むらた あさみ)  2010年11月8日執筆

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