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常連になるのって難しい?客との距離感について。
〜だから東京の店は客を逃がす!?関西に見る、人を惹きつける接客の極意〜(3−2)

2011.1.13
 東京には、料理が美味しくてサービスも申し分ない、本当にいいお店がたくさんある。しかしその半面、接客について「マニュアル的な対応で心がない」、「何度行ってもよそよそしくて常連になりにくい」という声も。それに比べて関西では、ふとしたことで店のスタッフと話が弾んだり、二度目にはもう顔を覚えてくれるなど、どこか温かみがあって、また行きたいと思わせてくれる対応の店が数多くある。もちろん、東京でも店によって違うが、調べてみると興味深い地域差が見えてきた。心地いい関西のサービスは、東京とは何が違うのだろうか?3回シリーズ。レポートは伊藤由佳。


東京では「こちらへどうぞ」、関西では「お好きな席へどうぞ」その違いとは?

東京の店は席が選べない?なぜ、客主導じゃないサービス。

 関西から東京に来て数カ月経った頃、ふと気付いたことがある。それは、東京では席をリクエストできない場合が多いということだ。

 きっかけは、ランチに入った新宿のレストランでのこと。一人だったせいか狭いカウンター席に通された。繁忙期を過ぎた時間でそれほど店内が混んでないことを確認し、二人用テーブル席への変更を希望したが、あっさり断られた。

 神楽坂のビストロでランチをした時もそうだ。出入口すぐの席に通されたので、これでは落ち着かないと奥の席をお願いしたところ、一応は代えてくれたものの、どうしてそんなことを言うのか?と納得がいかなさそうな顔つきの店員に違和感を覚えた。席に関する同じような体験は、他の店でも数回あった。

 席をあれこれ言うなんて、私だけなのだろうか?まわりの人に席について聞いてみた。
★続く。
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【取材・執筆】 伊藤 由佳(いとう ゆか)  2011年1月9日執筆

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