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気が利く関西、気を使う東京。リピーターにつなげる工夫とは?
〜だから東京の店は客を逃がす!?関西に見る、人を惹きつける接客の極意〜(3−3)

2011.1.14
 東京には、料理が美味しくてサービスも申し分ない、本当にいいお店がたくさんある。しかしその半面、接客について「マニュアル的な対応で心がない」、「何度行ってもよそよそしくて常連になりにくい」という声も。それに比べて関西では、ふとしたことで店のスタッフと話が弾んだり、二度目にはもう顔を覚えてくれるなど、どこか温かみがあって、また行きたいと思わせてくれる対応の店が数多くある。もちろん、東京でも店によって違うが、調べてみると興味深い地域差が見えてきた。心地いい関西のサービスは、東京とは何が違うのだろうか?3回シリーズ。レポートは伊藤由佳。


話してナンボの関西。店員とのかけあいも楽しい。

気が利く関西、気を使う東京。リピーターにつなげる工夫とは?

 
「人を喜ばせたい、という気持ちが強いのが関西。僕自身、お客様に気持ちよく『ありがとう』と言ってもらえるのが一番嬉しいんです」。そう話すのは、三宮駅前にあるスペイン料理店「La Cazuela(ラ・カスエラ)」の市森幹朗マネージャー(冒頭写真)だ。


「La Cazuela(ラ・カスエラ)」エントランス。


店内。常連客は30代〜50代。昼はカップルも。

「本来、料理や店の雰囲気のよさでお客様を呼ぶものですが、関西の場合はスタッフの人柄のよさもウリになっていると感じます」という市森さんは、客と話すためのきっかけ作りにも心を配る。客と会話を交わすことで距離も縮まり、自慢の料理を勧める機会が増えれば「もう一品頼もうか」となるからだ。
★続く。
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【取材・執筆】 伊藤 由佳(いとう ゆか)  2011年1月9日執筆

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