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フードリンクレポート


「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」100店舗達成記念!
“エムグラント 4人衆”
① 中村嘉利氏
株式会社エムグラントフードサービス 専務取締役

2010.10.24
“ロードサイドのハイエナ”の愛称で外食業界だけでなくマスコミでも大反響の株式会社エムグラントフードサービス代表取締役 井戸実氏。「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」の1号店は2006年7月。そして、わずか4年間で、今年10年8月に100店舗目を京都・伏見にオープンさせた。その成功には5人の幹部の存在が欠かせない。その“エムグラント4人衆”を1人ずつインタビュー。加えて、親分の井戸実氏も取材。成功の秘訣を探る。5回シリーズ。レポートは安田正明。


エムグラントNo.2、中村嘉利(なかむら よしかず)氏。その名から店名「とんかつ&サラダバー よしかつ」が生まれた。

「絶対再生できる!君たちは悪くない」

「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」のルーツは、埼玉・千葉・神奈川で展開しているステーキチェーン「いわたき」にある。「いわたき」は30年以上の歴史がある。創業したのはハナマサ。そこから買収したある流通企業が破綻し、2005年11月に店舗流通ネット株式会社(現在、TRNコーポレーション株式会社のグループ)が残った5店舗を買い取った。

 当時の同社関連会社で、店舗運営を担当していた株式会社ワイズフードシステムが運営を担当。そのワイズフードシステムの取締役として、「いわたき」の再建を指揮したのが、井戸実氏。中村氏は大卒でハナマサに入社し、外食事業部で店長を歴任していた。

「『いわたき』を買収した流通企業が倒産するのを目の当たりにしました。給料の遅配が始まり、ある日、本社から今日の3時に銀行取引が停止するので直ぐに店から逃げろ、と言われました(笑)。翌日から全店クローズです。本業の流通業がおかしくなったんです。『いわたき』の方は儲かっていたので、再生すると信じて、ボランティアで潰れた店の後片付けを1ヶ月間しました」と中村氏。

「ツテで店舗流通ネットを訪ねたんです。もしかしたら再生できるかもしれない、と。そこで井戸社長と出会った。これからワイズフードシステムで経営するから、僕が何でも揃えられるから大丈夫、肉屋も八百屋も魚でも何でも揃えられる。店の食材のことは心配しなくて大丈夫。取引先の事も全部見つけられるから大丈夫、と言われました。倒産して店の信用は一切ない、勝手に再生して店を運営できるわけないと思っていました。ところが何度も何度も絶対再生できる、君たちは負けてない、負けたのは外食じゃない本体だから。 僕は弱気だったんですが、自信をつけてもらったんです。本気でやろうと思いました。」

「最初に井戸社長がやったのは、500円ステーキフェア。しばらく店を休んでいたので近所の人の信頼もなくなっていました。お客を取り戻そうとフェアチラシを入れたら、大爆発。想像を絶するくらいのお客様が来ました。以前の『いわたき』のままで、メニューだけちょっと変えて再開です。フェアのお陰でお客様の信用をすぐに取り戻せました。20年以上の歴史があるからできたんです。」

「『けん』1号店は南柏。『いわたき』の内装を和風モダンでちょっとおしゃれにしただけ。価格、メニュー、システムは同じです。『いわたき』と同じサラダバーが大当たりです。64席で月商900万円以上売りました。」

「『けん』1号店がオープンして1ヶ月も経たない時に、30店は出すぞと井戸社長は宣言していました。まずは30店が一つの壁だ、おれらで挑戦するぞ、と。」


「日本一のステーキチェーン」の夢を共有して復活

★続く。
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【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2010年10月19日取材

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