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フードリンクレポート


「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」100店舗達成記念!
“エムグラント 4人衆”
④ 小林大悟氏
株式会社エムグラントフードサービス 執行役員 FC事業本部 加盟店開発室 室長

2010.10.28
“ロードサイドのハイエナ”の愛称で外食業界だけでなくマスコミでも大反響の株式会社エムグラントフードサービス代表取締役 井戸実氏。「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」の1号店は2006年7月。そして、わずか4年間で、今年10年8月に100店舗目を京都・伏見にオープンさせた。その成功には5人の幹部の存在が欠かせない。その“エムグラント4人衆”を1人ずつインタビュー。加えて、親分の井戸実氏も取材。成功の秘訣を探る。5回シリーズ。レポートは安田正明。


小林大悟氏。FCの1号店から開発に携わる。

FCを始めて、トントン拍子に成長

 小林氏はFC加盟店開発の責任者。新卒で株式会社リンク・ワンに入社し、スープカレー「心」のFC本部を担当。その後、株式会社パワフルブレーンズでFC加盟店開発の営業代行に従事。「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」のFC開発代行をパワフルブレーンズ社員として担当。その功績を井戸社長が認め昨年10月にエムグラントフードサービスに転籍した。

「『もつ鍋きむら屋』等を展開し、井戸社長のお兄さん(井戸勝氏)が副社長を務める株式会社KID’Sの加盟店開発代行をさせていただいていました。お兄さんから、ある人を紹介したいと言われて会ったのが井戸社長です。当時、『けん』は16店舗目。FCを本格的にやりたいと言われました」と小林氏。

 純粋なFCの1号店は茨城・古河店。この1号店から小林氏は「けん」の加盟店開発に携わっている。

「FCを始めたのが2008年10月。『けん』が『スーパーニュース』(フジテレビ)に取り上げられ、有名になり始めた頃です。パワフルブレーンズと提携した時の売上シミュレーションでは月商600万円。ところが、松戸店がオープンしたら1400万円の実績を上げました。FCをやろうと決めてから、トントン拍子に伸びてきました。全てのターニングポイントとなりました。今では加盟店開発も待ちの営業です。」

小林氏自身も、12月に「けん」FCのオーナーになる。同社の新しいストックオプション制度で、同社に籍を置きながら、会社を設立しFC店舗を経営できる。その第一号。

「地元の辻堂(神奈川県藤沢市)に12/3、FC店をオープンさせます。そのために、10月に幼馴染と株式会社ベイサイド・ダイニングという会社を設立しました。委託店舗で 初期投資は会社が負担してくれますが、2年間で返す約束です。ただ無借金で自分の店が持てる。加盟店開発もしながら経営者視点で見られる人間は他社にはいないでしょう。目に見えない費用、シミュレーションでは見えてこないとこまで見える」という。加盟店開発に説得力が増すだろう。

「私は井戸社長を担ぎながらエムグラントを1千億円企業にする役目があります。自分の会社は幼馴染に運営は任せます。1千億を目指す中で、自分の会社はどういう取り組みができるのか、考えています。エムグラントという器を利用させてもらって、目の前のことを一生懸命やって出てきた一つの回答が、今回の起業です。」


本部とオーナーが共に勝てる理想的FC

★続く。
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【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2010年10月25日取材

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