フードリンクレポート


価格均一の新業態店舗。
〜低価格均一居酒屋の行く先は!「株式会社 全品270円」?!(4−2)〜

2010.1.15
低価格化が進む外食業界。居酒屋業態では全メニュー低価格均一化業態への変更が進んで止まらない。一度この路線に入れば戻ることもできず進むだけのようにも受け取れる。その先はいったいどこへ向かうのか?今の業界の勢いと現状に迫る。4回シリーズの第2回目。


「情熱ホルモン」が仕掛ける、380円均一のスペインバル「Spanish Bar Passion」。

価格均一の新業態店舗

 池袋西口は歌舞伎町と並んで低価格均一業態の激戦区。「300宴や百楽」は1年ほど前に、料亭から300円均一業態に転換した。100席近い席数で内装はそのままの重厚感ある雰囲気でラストオーダーは23:30と早い。料理は「刺身」や「鯛かぶと煮」など料理人の手がほどこされ300円の期待をはるかに超える内容だ。しかし池袋の客層と合わないか、又は認知が広まっていないか「お客様のない日は極端ににぎわい感がなく難しいです」。


「300宴や百楽」内観。
<続く>

【取材・執筆】 国井 直子(くにい なおこ) 2010年1月12日執筆

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