フードリンクレポート


元祖、均一価格業態「鳥貴族」の満足度。
〜低価格均一居酒屋の行く先は!「株式会社 全品270円」?!(4−3)〜

2010.1.18
低価格化が進む外食業界。居酒屋業態では全メニュー低価格均一化業態への変更が進んで止まらない。一度この路線に入れば戻ることもできず進むだけのようにも受け取れる。その先はいったいどこへ向かうのか?今の業界の勢いと現状に迫る。4回シリーズの第3回目。


「鳥貴族(六本木店)」店前。

元祖、均一価格業態「鳥貴族」の満足度

 元祖均一価格といえば「鳥貴族」で創業当初から280円(税抜)の焼き鳥をメインに大阪で発祥し東京に進出してからもコンセプトをずらしていない。同社の280円という価格設定と成功がベースにあって他社が「270円均一」を打ち出しているという訳だ。

 黄色と朱色の外看板から受けるイメージとは一転し、店内は古民家風の木の柱などを店内中央に上手に配し雰囲気がいい。テーブル席を区切るパテーションは動かし易く2名席を6席や8名席への変更するオペレーションが簡単に対応できる。お通し代もなく、「キャベツ盛(おかわり自由)」が280円(税抜)でメニューにある。

 全体の商品力も群を抜いておりこの価格でこのメニュー内容で座れて飲めるとなると立ち飲み業態も危うい。


キャベツ盛(おかわり自由)280円(税抜)
<続く>

【取材・執筆】 国井 直子(くにい なおこ) 2010年1月12日執筆

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