ふわとろロールケーキはしっとり感ある生地で売上好調。
〜やわらかでジューシー、ふわとろ食感はなぜ流行る?〜(5−4)
2011.1.12
今、人気のあるレストランのメニューには「ふんわり」、「とろーり」、「ふわとろ」な食感のものが多い。やわらかい半熟感とも言い換えられるだろうか。コンビニやスーパーに行っても実に多くの「ふわとろ」な惣菜、スイーツが売られている。ブームの理由を探ってみた。5回シリーズ。レポートは長浜淳之介。
「ガトーマスダ」のふわとろロールは、クリームはもちろん生地もなめらかでふわりしっとりとろける。
・ふわとろロールケーキはしっとり感ある生地で売上好調
ふわとろ食感と言えばスイーツにおいて顕著なヒットが出ている。
「ガトーマスダ」では3年ほど前からロールケーキを発売し、店舗によっては売り上げの半分を占めるほどのドル箱商品になっている。
特に「ふわとろロール」は人気ナンバー1の商品で、クリームのみならず生地もふわとろ感ある口どけが好評を博している。
ふわとろロールをはじめロールケーキはガトーマスダの売り上げの屋台骨を支える。
生地に使用している卵は「ヨード卵・光」で、配合飼料に海草、白身魚の魚粉などを混ぜて与えた鶏が産んだ卵だ。そのため生地は黄色く、食感はつるんとしているがしっとりとしており、目が詰まっているにもかかわらずとろけやすい特徴を持っている。かつコクのある味わいになっている。
濃厚であるにもかかわらずさっぱり感があるのがポイントで、しつこくない後味がリピートにつながっている。
★続く。
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