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ふわとろつくねは玉ネギたっぷりのヘルシー感で人気。
〜やわらかでジューシー、ふわとろ食感はなぜ流行る?〜(5−3)

2011.1.11
今、人気のあるレストランのメニューには「ふんわり」、「とろーり」、「ふわとろ」な食感のものが多い。やわらかい半熟感とも言い換えられるだろうか。コンビニやスーパーに行っても実に多くの「ふわとろ」な惣菜、スイーツが売られている。ブームの理由を探ってみた。5回シリーズ。レポートは長浜淳之介。


「鶏豚(とりとん)きっちん」(東京・渋谷)の名物つくねはふわとろ食感。

ふわとろつくねは玉ネギたっぷりのヘルシー感で人気

 居酒屋でもふわとろなメニューを前面に出して集客をはかる店がある。

 大阪府東大阪市の布施から発祥した「鶏豚(とりとん)きっちん」の看板メニュー、「名物つくね」(全種類500円)は口あたりの良いふわとろな食感が人気だ。店員が勧めることもあって来店した顧客のほとんどが注文する。

 つくねには独特な製法があり、ミンチ肉に混ぜ込む、飴色になるまで長時間炒めた玉ネギをふんだんに使っている。これを卵の卵黄につけて食する。

 また、つくねにはニラマヨネーズ、チーズ、うまみ辛味噌、おろしポン酢、ネギまみれなどといったバリエーションがあり、5点盛りは色彩的に見た目も面白い。 おろしポン酢のつくねは特にふわとろな感じが強い。


つくね5点盛り。

 器は大阪府高槻市にある今城焼の窯元「土香」で焼いた、オリジナルの素朴で力強いデザインものを採用しておりインパクトがある。
★続く。
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【取材・執筆】 長浜 淳之介(ながはま じゅんのすけ)  2011年1月5日執筆

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