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フードリンクレポート


<毎日連載>
ダイヤモンドダイニング100店舗達成記念!
“DD6人衆”
① 山本勇太氏
株式会社ゴールデンマジック 代表取締役社長

2010.10.10
“100店舗100業態”を2005年1月に掲げた時、ダイヤモンドダイニングはわずか8店舗。07年3月に大証ヘラクレスに上場。08年6月に株式会社サンプールを買収。08年12月に株式会社フードスコープの店舗を買収し、株式会社シークレットテーブルを設立。そして09年5月に居抜き専門の株式会社ゴールデンマジックを設立。破竹の勢いで成長を続け、今年10月29日に本体でついに“100店舗100業態”を達成する。その成功には、松村厚久社長が育てて来た6人の幹部の存在が欠かせない。その“DD6人衆”を1人ずつインタビュー。成功の秘訣を探る。7回シリーズ。レポートは安田正明。


1億円を託されて居抜き専門会社の代表となった、山本勇太氏。

上場基準でベンチャー企業運営

 山本氏は、2004年9月オープンの「黒提灯」(五反田)のオープニングスタッフとして、アルバイトで働き始める。どこにでもあるようなスタートから、09年5月には子会社、ゴールデンマジックの社長に抜擢された。ミッションは5年後の14年に100店舗、100億円。

「最初は僕がダイヤモンドダイニングから連れてきた社員でスタートしましたが、今はゴールデンマジックのプロパー社員も増えました。新しく入社した社員からは社長と呼ばれるようになりました」と山本氏。

「子会社の社長は大変なプレッシャー。上場企業の子会社なんで、僕らはベンチャーでも色んな規定を守らなきゃいけない。DDがまだ上場前の時僕らは400時間くらい働いて、半年に休みが1日あればいい方だったな。あの時はがむしゃらでよかった。負荷に耐えられたら凄い社員になれると僕は思います。」

「でも、今は休みをしっかりあげて、残業手当も払う。でもベンチャーをやらなきゃいけない。凄い大変です。それでやりきれたら凄い実力といわれるので、前向きにとらえて頑張ってます。お陰で離職率は低くて、会社の雰囲気が良い。新卒者の中でも、自発的に休日に出勤する子も出始めました。今のやりかたで会社がグンと伸びていけるのか、まだ分かりません。僕が入社した時はまだ社名が知られてない会社でした。今の子は社会的にも認められた会社に入社しているので感覚が違います。あと、2〜3年経たないと何とも言えませんね。」


社長は任せて何も言わない

★続く。
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【取材・執筆】 安田 正明(やすだ まさあき) 2010年10月4日取材

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