・個性で勝負!ドリンク系テイクアウトデザート
デザートとも呼べるような新しいタイプのドリンクも注目を集めています。「momofuku noodle bar」などの成功でいまやニューヨークのトップシェフの一人、David Chang氏は、ミルクにフォーカスした新業態をスタート。その名も「momofuku milk bar」。マンハッタンに2店(イーストビレッジ店、ミッドタウン店)を展開しています。
「momofuku milk bar midtown」は、同氏の新店「ma peche」に併設。
壁一面の黒板に無造作に書かれたメニューがカジュアル感を演出。
看板メニューであるオリジナルミルクは、3種類。「シリアルミルク」、「ストロベリーミルク」、「コーヒーミルク」。私はシリアルミルクを試してみました。
「シリアルミルク」($6)この容器のまま渡されます。(笑)
味は、コーンフレークに牛乳を入れて食べる時のフレークが十分にふやけた後の牛乳の味。確かにその名の通りで、子供の頃を思い出す懐かしい味に感じですが、まさかそれを商品にしてしまうとは、面白い発想です。ただ、ちょっと甘過ぎる感も・・・。
「momofuku milk bar east village」店内。カジュアルでお洒落。
「momofuku milk bar east village」外観。
そして、さらに面白いのが、ミルクシェイクというメニュー。上記のミルクから好きな物を1品選び、ソフトサーブと呼ばれるオリジナルのソフトクリームからも1品選んで、それをシェイクにするメニューなのです。
ソフトサーブもユニーク。「シリアルミルク」、「パンプキン・チーズケーキ」、「ドルチェ・デ・レチェ」など(各$4.15)。私は、「コーヒーミルク」×「ドルチェ・デ・レチェ」のミルクシェイクをオーダーしてみました。
ミルクシェイク($6)
もったりとした質感と、ドリンクの概念を超える濃厚さは、まさにデザート。甘過ぎる気もしますが、甘い物好きの人にはたまらないかもしれません。他にも、無漂白の小麦粉を使用したクッキーや、ミソバターやストロベリーバター、キムチバターなどmomofukuらしいユニークな商品も並んでいました。
オリジナルのバター。スタッフによれば、サンドウィッチなどにとのこと。
ユニオン・スクエアで列ができていたベンダー(屋台) 「Kelvin Slush」もドリンク系。「Slush(スラッシュ)」という新しいスタイルのシェイクは、今年9月に開かれた、ベンダーアワードのベスト・デザート部門で見事1位に選ばれたのだそうです!
「Kelvin Slush」のベンダー。
このスラッシュ、ステップ1としてベースとなるスラッシュ(シェイク状のドリンク)を選び、ステップ2でミックスするスラッシュを選ぶという物。ベースは、ジンジャー、シトラス、ティー。ミックスするスラッシュは、ラズベリー、ストロベリー、ホワイトピーチなどです。
オーダー方法と共に書かれたメニュー。
スラッシュを作っているところ。
オーダーしたのは人気があるという、ジンジャー×ラズベリー(トップの写真)。ジンジャーテイストのシェイクというのは新しい感覚で、意外にもラズベリーとも合って、目にも鮮やかで楽しいベンダースイーツでした。
→「momofuku milk bar」
→「Kelvin Slush」