フードリンクレポート
「伊万里・イン・ニューヨーク 2010」開催。
有田焼を再度、世界に!
巨匠デイビッド・ブーレーとNYでコラボ・ディナー開催(3−2)
伝統的な絵の一部を金一色で絵付け(有田製窯)。伝統と現代をミックスさせた作品。
・「伊万里・イン・ニューヨーク 2010」開催
会場は、マンハッタンのトライベッカ地区にあるデイビット・ブーレー氏のテストキッチン。地下鉄チャンバーズChambers駅すぐの築100年は経つ古いビルの5階。手動のエレベーターで上がる。開くと直ぐにオフィス。ゆったりした5席のブースが並ぶ。その奥の重い扉を開けると、テストキッチンがある。
体育館のように天井が高く、柱のない長方形の広間。その中央部分に3つの島からなるキッチンが備え付けられ、壁際にはスチームコンべクションなど大型厨房機器が設えられる。キッチンを間に手前と奥にスペースがある。2/17(水)のメディアや流通業者向け立食パーティーでは、前方に各窯元の展示スペース、奥に有田焼を使ったテーブルコーディネイトが展示された。
ブーレー氏のテストキッチンのあるビルの入口に貼られた告知。
本棚には世界の料理本が並ぶ。手前にあるのはスピーカー。
中央にはアイランド型の厨房施設。この日は立食パーティーとなった。
料理を作るシェフ達の間に入って、厨房でも食事させる。
有田製窯のブース。左手が復活させた明治伊万里シリーズ。
辻与製陶所の「ダイヤ彫」。人気のデザイン。皿もあるが、意外と洗いやすい。
粗くて土っぽい下地に、伝統的な絵の一部を金で絵付け(有田製窯)。
白磁に、同じく伝統的な絵の一部を金一色で絵付け(有田製窯)。
伝統的な絵柄。オリエンタルな雰囲気が漂う(カマチ陶舗 Art Hills)。
野菜カクテルでNYで有名なミクソロジスト、山本幻氏。現在はカクテルのコンサルタントとケータリングを行っている。
→FreshfruitMartini.com
山本幻氏オリジナルの大根カクテル。細かくカットした大根をすりこぎで潰す。有田焼の器の上にのっているのが大根。ベースは焼酎で、さっぱりした味となる。
集まったメディア。日系の方々が多かった。
「現代的な伊万里(有田焼)をニューヨークから世界に発信したい」とメディアにアピールした松本哲氏(有田製窯)。
ニューヨークで有田焼を広める4つの窯元
→有田製窯「ARITA PORCELAIN LAB」
→辻与製陶所「TOZAN-KILN」
→カマチ陶舗「Art Hills」
→文八工房