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フードリンクレポート


近所付き合いを大切に、リカーライセンス取得にも。
〜ニューヨークでフツーの店を出そう!〜(7−7)

2010.3.26
米国ニューヨークの日本料理店は、リーマンショック後の不景気で滞米日本人が減ったため減少傾向。現在はマンハッタンに7〜8百店。内、日本人が経営する店はおよそ半分。しかし、今、日本で言うフツー店にニューヨーカーが足を運び始めた。小規模企業でも出店のチャンスが来た。7回シリーズの第7回目。


「BOHEMIAN」支配人兼シェフの篠木清高氏(左)。日本人が経営し、東京・西麻布にも店がある。

近所付き合いを大切に、リカーライセンス取得にも

「契約ができ、資金があっても、アルコールライセンスの取得が大変です。住民の反対に会います。地域コミュニティーのボードミーティングが毎週各地で開催されています。そこに行って、こういう会社でこういうレストランをやると申請します。オーナーが説明し、コミュニティーでまずOKをもらって、リカーライセンスのエージェンシーに行く。申請した通りの内装が出来てるのかチェックされます。例えば、トイレの数や席数も正確にチェックされます。住民の反対で諦めたこともあります。これを不動産契約後にやるのでリスクが大きい。」
<続く>

【取材・執筆】  安田 正明(やすだ まさあき) 2010年3月15日執筆

【全シリーズ】
1)ニューヨーカーに豚足を食べさせた男。 【全文(有料会員様)】(3月17日)
お客は、ニューヨーカーが半数。週末は3回転する。
2)ビアード・パパのセルフ讃岐うどん「温や」。 【全文(有料会員様)】
(3月18日)
ニューヨーカーも讃岐うどんでランチ。
3)リーガルは働かないし、残業させると給料1.5倍。 【全文(有料会員様)】(3月19日)
コンプライアンスを守るためリーガルを雇う。だから、人件費が高くなる。

4)丼物専門店に転換して生き残った。 【全文(有料会員様)】
(3月23日)
今は古い日本食レストランのスタイルはだめ。何でもあるはダメです。
5)小箱でコストをかけなくても、成功できる。 【全文(有料会員様)】
(3月24日)
デザートバー「チカリシャス」のデザイナー登場!
6)物件は築100年以上経つ、忘れるな。 【全文(有料会員様)】(3月25日)
私は個人オーナーが相手なので、彼らの財産を守ってあげたい」
7)近所付き合いを大切に、リカーライセンス取得にも。 【全文(有料会員様)】(3月26日)
「BOHEMIAN」は西麻布からNYに出店!

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