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2010年1月4日
 外食はコンビニとの価格競争始まる。

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。元旦に家の近くの深川・富岡八幡宮に参拝に行きました。昨年より参拝の列が長く、賑わっているように感じました。皆さん、遠方に出かけず、お正月を近所で過ごしたのでしょうか。

 2008年9月のリーマンショックから続く不況が長引いています。日本の経済を見ても、政治を見ても、不況を脱することができるようなニュースがなかなか見当たりませんよね。どうなるのか、不安な年初となりました。

 消費者にデフレを感じさせやすい、牛丼の値下げが昨年12月から始まりました。牛丼最大手のゼンショーの「すき家」は、330円から業界最安値の280円に値下げ。「松屋」も値下げして380円から320円。味噌汁付きでは最安値です。「吉野家」は定価は据え置くが、期間限定で1/11〜21まで、80円下げて、300円にします。

 コンビニ弁当とのあからさまな戦いが始まりました。

 昨年から話題でよく取り上げさせていただきます、280円均一の焼鳥居酒屋「鳥貴族」の大倉忠司氏社長が言ってました。同店の競合はコンビニだと。常にコンビニの価格を意識しているそうです。

 確かに、400ml中ジョッキ生ビールが280円、税込294円。対して、コンビニの350ml缶ビールが税込約215円。700ml大ジョッキ発泡酒樽生が280円、税込294円。対してコンビニの350ml缶発泡酒が税込約160円。十分に戦える価格設定です。メーカーや流通の協力も得た、企業努力の賜物です。

 フードリンクニュースは、この不況を生き残る方法や、デフレから脱却する方法を見つけることに集中していきたいと思います。今週のフードリンクレポートでも、不況からの脱出法を探ります。

 本年も、外食市場で働く皆さんのお役に立てるよう頑張ります。今年もよろしくお願いいたします。

(安田 正明)
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