・成長の限界を前提にしたビジネスモデルへと転換の時
ファミレス関係者と話をしていると、「昔は1店舗で2億、3億売り上げるのが当たり前だった。ところが今は1億売り上げるのも厳しい」と嘆く声をよく聞く。
それが井戸氏は「1店で2000万〜3000万円利益を出してみよう」となる。このモチベーションの違いは大きい。年商では「1億円売り上げられた」とポジティブに考えられる。
「30代前半以下の年齢の経営者は、社会に出てからバブルを全く経験していません。生まれてからずっと景気が良くなくて、今が不況と言われてもこれで普通だと思うのです。人口は減る、高齢者ばかりが増える中で、ずっと膨張し続けるビジネスモデルなど考えられません。セーフティーネットを張った上で、現実的なビジネスをしていきたい」と井戸氏。
<続く>