池袋では2009年後半、10月30日東口にヤマダ電機「LABI1日本総本店池袋」、11月27日西口に「エソラ池袋」が相次いでオープン。東口にも西口にも、大型商業施設が新しく登場した。両施設とも駅直結であり、若者、ファミリーを取り込もうと、レストラン街には渋谷・青山・恵比寿あたりのテイストの店を出店させている。しかし、それはカジュアルダイニングではあっても、池袋という土地柄、またデフレ時代でもあり、ランチに強い価格的にこなれたセカンドラインが展開されていることに特徴がある。8回シリーズの第3回目。
肉厚の牛タンが男性客に人気の「利久」。
・郷土料理強し。牛たん利久が男性客を一手に集める
7階は「Selected Dining」と題して、3店の専門店が入っている。
7階レストラン街 手前から、「韓韓市場」、「すしつね匠」、「利久」。
韓国料理「韓韓市場」はリンクルーによる韓国屋台料理店で、韓国に行ったような雰囲気と、極薄の豚バラ肉を焼き上げレタスをかぶせて蒸しサンチュに包んで食べる、テペサムギョプサルが売り。ランチではスンドゥブが5種類提供される。ランチの単価900円、ディナーの単価3500円という店だ。銀座に次ぐ2店目である。
<続く>
【取材・執筆】
長浜 淳之介(ながはま じゅんのすけ) 2009年12月28日執筆