・女性のおひとり様でも入りやすい横丁感覚がヒット
「エソラ池袋」のレストランフロアーであるが、6階が「Tables for 1&2」と称するおひとり様もしくはデートや友達同士2人で入るような20〜40席ほどの小型店が並んでいるフロアーだ。
カフェとレストランの中間のようなランチ需要に強い店が多く、価格も安めで全般にランチなら1000円前後、ディナーでも3000円くらいまでで楽しめる店がそろっている。通路が狭く、横丁のような雰囲気も好感がもたれているのか、どの店も昼も夜も行列ができる状況にある。顧客は30歳前後の女性が多く、男女比は9割以上女性といった感じだ。
全6店あるが、その中でもベスト3に入る人気となっているのは、ベトナムレストラン「バッチャン」。経営はこれまでイタリアンを手掛けてきたベルフードサービス。ホテルで勤務経験がある、ホーチミン出身のベトナム人シェフが調理している。ベトナム料理はタイ料理と混同されて辛いと思われがちだが、優しい感じの味が多い。日本人向けにパクチーの量もお飾り程度に控え、ベトナム料理のヘルシーな良さを伝えていきたいという。
「バッチャン」のベトナムカレー。
<続く>