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2010年2月28日
 ツイッターへの期待は不況とともに膨らんでいます。

 2/24(水)に『ツイッターで集客!』をテーマにセミナーを開催しました。参加いただいた方々は、地方や当日都合の悪い方々からのDVD希望者も含めて100名を軽く越えました。凄い勢いで応募が来て、会場のキャパを超えそうなので、告知を控えました。それでも、応募は続きました。

 当日は、講演をいただいたグレイス中村社長のご厚意で、技術者の方々にも参加いただき、生放送をネットで流せるサイト「Ustream」を使って、講演の内容を生中継しました。フードリンクニュースのサイトトップでも、動画を掲載しました。事前に告知ができなかったので、当日にフードリンクニュースをご覧になられた方々は驚かれたようです。

 中村社長は、ツイッターを常連客と店との「絆」を築くツールになると言います。ネット上で店舗を紹介するとなると、有料検索サービスや比較サイト、ブログ、コミュニティーサイトなどありますが、実はどれも店から消費者への情報はほぼ一方通行です。

 ツイッターは、真の双方向メディアです。ツイッターでの会話の中で店のファンを作り、初めて店に行った時には既にロイヤルカスタマーになっている。既存のロイヤルカスタマーも店を出てからもツイッターを通してコミュニケーションが続き、常に関係を維持できる訳です。

 打合せ時にも、中村社長のツイッターには彼の店「豚組」への予約のつぶやきがどんどん入ってきました。また、エゾアムプリンという通販で人気のプリンの試食会を「豚組」で開こうという話がフォロワーの間から始まり、僕も、私もと2時間半で20人を超える参加希望者が集まりました。「豚組」の売上の1割はツイッターを通じて知り合った方々だそうです。

 ただし、ツイッターでの集客は簡単なものではありません。常にサイトをウォッチし続けなければなりません。寄せられる意見や問い合わせに素早く応えなければ、コミュニケーションが成立せず、「絆」は築けない。中村社長は1日に40回以上のつぶやきを発信しています。そんな、マメさと時間的余裕が必要です。

 このツイッター人気の背景にあるのは、かさむ集客費用です。同じく講師を務めていただいたダイヤモンドダイニング。ツイッターを取り入れた動機は、集客費用のコストダウンにつながるのではという期待です。

 不況下でも検索サイトは増収増益です。店の売上が減る中、検索サイトに集客を頼る店が増えています。店の収益が圧迫されており、何とか、コストを減らして集客できる方法はないか、ということでツイッターが注目を浴びています。

 ツイッターの使用方法は日々、進化しています。フードリンクニュースは、継続して追いかけていきたいと思います。

(安田 正明)
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